既存のCRMや会計システムとAPIで連携するNetsuiteの導入で、情シス部門のないベンチャー企業のIT課題を解決
支援背景
創業から7年で急成長を遂げてきましたが、情報システム部門がなく、ITインフラの管理や業務効率化が課題となっていました。特に、CRMと会計システムを利用しているものの、これらのシステム間のデータ連携が不十分で、統合的なプラットフォームが求められていました。
課題
- IT管理の負担: 情シス部門がないため、各部門が独自にIT管理を行っており、全体のITインフラ管理が非効率
- データ連携の欠如: CRMと会計システムが独立しており、データの統合がされていないため、手動でのデータ連携が必要
- 業務の複雑化: 急成長に伴い業務が複雑化し、手動プロセスが多く、エラーの発生や業務の遅延が頻発
- 経営情報の可視化不足: リアルタイムでの経営情報把握が難しく、迅速な意思決定が困難
支援内容
CRMと会計システムとのAPI連携
CRMと会計システムとNetsuiteとのAPI連携を開発し、顧客データ・財務データの自動更新を実現。顧客の連絡先情報、商談状況、契約内容、売上、費用、請求書などがリアルタイムで更新され、営業部門と経理部門の間でのデータの整合性が確保できるようになりました。
プロジェクト管理機能
Netsuiteのカスタマイズとして、プロジェクト管理機能を追加し、プロジェクトのタスク管理、進捗率の表示、担当者のアサイン、期限管理などを実装しました。これにより、プロジェクトマネージャーは全体の進捗を一目で把握し、必要に応じて迅速に対応できるようになりました。
リアルタイムレポーティング機能の強化
ダッシュボードに売上、費用、利益、在庫状況、キャッシュフローなどの主要な経営指標を表示するカスタムレポートを作成し、リアルタイムレポーティング機能を強化。経営データの可視化を実現し、経営陣が常に最新の情報を基に意思決定を行えるようにしました。
支援結果
ITインフラ管理の効率化
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- 一元化されたプラットフォームにより、情シス部門がない中でも効率的なIT管理が可能に
- ITインフラの管理コストが削減され、各部門のIT管理負担が軽減
データ連携の強化
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- CRMと会計システムのデータが自動で連携され、手動でのデータ入力や更新が不要に
- 顧客情報と財務情報の整合性が向上し、データの一元管理が実現
業務効率化
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- プロジェクト管理機能の追加により、各プロジェクトの進捗状況がリアルタイムで把握可能
- 手動プロセスが自動化され、業務エラーの発生が大幅に減少
- 作業時間が短縮され、生産性が向上
経営情報の可視化
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- リアルタイムレポーティング機能により、経営陣が常に最新の経営情報を把握可能
- 迅速な意思決定が可能になり、経営戦略の策定が迅速化
お客様の声
Netsuiteの導入は、私たちにとって非常に大きな転機となりました。情シス部門がない中で、効率的なITインフラ管理が実現し、業務の複雑化や手動プロセスによるエラーを大幅に削減することができました。
特に、CRMと会計システムの統合により、顧客情報と財務情報の一元管理が可能となり、経営判断が迅速に行えるようになりました。私たちの成長を支える強力なツールとして、Netsuiteに非常に満足しています。